出版社 | (UPA, US) |
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ニュース番号 | <K07-574> |
PIN4382
ケネディーが大統領の1960年から1963年の時期、公民権運動が盛り上がり、1961年人種平等会議(CORE)が提唱した「自由のための乗客運動(フリーダム・ライド)」、1962年ミシシッピ州立大学、1963年アラバマ大学での黒人入学問題の危機、1963年6月の公民権法案提出(ケネディー暗殺後の1964年成立)、同年8月20万人のワシントン大行進と重要事件が相次ぎました。本資料集はケネディー大統領文書館が所蔵する公民権運動関係の重要資料をマイクロ化したもので、第1部は文書館のホワイトハウス・セントラルファイル、ホワイトハウス・スタッフファイル、大統領執務室ファイルの3つの記録から精選されたものです。《セントラルファイル》は、人種平等、住宅・教育・雇用・投票における平等、公民権法制定への努力など課題別文書を収め、《スタッフファイル》は Charles Horsky(首都問題補佐官)、Lee C. White(法律顧問)、Harris L. Wofford, Jr.(公民権問題特別補佐官)、Myer Feldman(議会担当特別補佐官)などの文書、《執務室ファイル》からは、議会に対する公民権法成立のためのホワイトハウスの努力が明らかにされます。アラバマやミシシッピでの事態、ワシントン大行進関係、公民権運動指導者との会議等も含まれています。
第2部はケネディー政権で公民権政策の中心となった、司法長官の公民権問題担当補佐官バーク・マーシャルの記録文書を収めます。この中にはマーシャルがケネディー大統領、ジョンソン副大統領、ロバート・ケネディー、キング牧師、作家のJ.ボールドウィン、ジェームズ・メレディスをはじめ、その他議員、州知事、実業家、労働組合のリーダーなどと交わした文書や、南部諸州の学校における人種差別廃止への彼の努力を示す文書などが含まれています。盛り上がる公民権運動とそれに対するケネディー政権の政策の全貌が本資料集で明らかにされています。
Part 1 - 3: 71 reels. microfilm