| 出版社 | (UPA, US) |
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| 出版年 | 2009 |
| ニュース番号 | <K09-341> |
生命医療の知識と技術が長足の進歩を遂げ、医学実験や研究の新しい地平が切り開かれました。保健医療制度の経済変動よりも医療費や倫理的ディレンマに対して関心が集まっています。このような状況のもと、我々は様々な生命倫理の問題を抱えることとなり、今後そうした問題に対して足並みをそろえなければなりません。実際、今日の医療現場は、患者の人権や医学界の法的責任に着目し、「リーズナブル・ケア」や「インフォームド・コンセント」といった新しい概念を生みました。一方、医学と法律を接合する複雑な問題も増え、専門家の意見に対する需要がますます高まっており、法廷や医療機関、倫理学者たちの間では、こうした問題について活発な議論が展開されています。
本書はResource Manual(以下RM)とMonthly Updates(以下MU)とSpecial Sections(以下SS)から構成されています。RMは、この分野の主要な問題に関する15章立ての概略資料で、その索引は話題別、キーワード別、訴訟別に配列され、著者に今日の生命倫理を代表する学者や法律家が名前を連ねています。RMを補足するMUは、この分野の最近の展開を年代順に記録し、鍵となる裁判所の見解や立法の最新報告、政府レベルの規定や重要なニュース項目も収録しています。分析的論文やオリジナルの学術論文・一次資料を集めたSSはAIDS、人類のクローン立法、自殺幇助のような今日的関心に焦点を絞っています。生命倫理の複雑かつ急速に発展している分野において、本書は判例法の最新の進展を収録し、批判的に検討しながら、法的業務と倫理的議論の将来の道筋を示します。その他、医療過誤、死亡と臨終、遺伝学カウンセリング、遺伝子工学、リヴィングウィル、医療費を巡る連邦裁判所や州裁判所の裁判動向を辿ることも出来ます。年刊のマイクロフィッシュ版サプルメントは、特別対策委員会の報告書や諸論文、裁判所文書、政府規制など他にも多くの文書を収録しています。
本書は法律の実務と理論とを見渡しつつ、生命倫理の最新情報を提供します。また将来の法的責任に関する分野やその防衛線などの議論を確認している点でも、生命倫理の研究に非常に有用な資料です。法科大学院や大学図書館、法学研究室にとって極めて価値ある参考図書と言えるでしょう。
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