商品詳細

img
  • img
  • img
  • img

近代ヨーロッパで初めて個人の信仰の自由を認めた [エリー・ブノワ] 『ナント王令の歴史』 初版 全3巻(5冊) 1693-95年 デルフト刊
Histoire de l'Edit de Nantes. Tome 1-3 en 5. Delft, Adrien Beman, 1693-95.

[在庫] ¥369,600.- (税込) *

著者・編者 [Benoist, Elie],
ニュース番号 <R13-546>

First Edition. 3 vols. in 5. 4to, contemporary marbled calf, gilt spines, red morocco label, marbled edges, rebacked
「ナント王令は、近世ヨーロッパの宗教政治史上における極めて有名かつ重要な事件である。一国一宗派を旨としてきたヨーロッパのキリスト教国にあって複数宗派の共存を実現した最も早い例の一つであり、長い間、「寛容史上の金字塔」として呼び馴らわされてきた。王令への関心は、宗教共存を求める多元主義的思潮を背景に今日でも根強い。特に発布400周年である1998年には、フランスを中心とした王令や宗教戦争史、プロテスタント史、寛容史への関心の高まりが見られた。ナント王令には、パリ版とジュネーヴ版の二種類が存在し、「ナント王令」として一般に世に知られているのは、実際に発行した「パリ版」の方である。エリー・ブノワの『ナント王令の歴史』(1693)は、パリ版の本文と個別条項を二種の王書とともに掲載し、歴史家に広く利用されてきた」(引用文献:和田光司「ナント王令:資料と内容(上)、聖学院大学総合研究所紀要、No.33, 2005.10: 490-504)