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The Papers of Sir Ernest Mason Satow.


アーネスト・サトウ文書集成

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◆開国期日本に大きな足跡を残した英国外交官アーネスト・サトウの日記等をデジタル化

 英国外交官として開国期日本に大きな足跡を残したと同時に、西洋人による日本学を築いた研究者としても著名なアーネスト・サトウ(Sir Ernest Mason Satow, 1843-1929)は、英日関係や英中関係、特に幕末から明治時代の日本や、義和団の乱以後の中国における東アジアの重要人物でありました。サトウはまた、シャム(現在のタイ)、ウルグアイやモロッコでも駐在大使を歴任し、1907年の第2回ハーグ平和会議では英国代表次席公使を務めております。

 本資料は英国公文書館に所蔵されるアーネスト・サトウの日記、紀行文集、往復書簡など自筆文書をデジタル化し、研究目的に寄与するものです。すべてが手稿資料ですが、日記と紀行文集については、全7巻の書籍として刊行された翻刻版の電子版も搭載することで全文検索にも対応しております。 

 収録される日記・紀行文は、英国を出発した1861年11月4日から死の3年前の1926年まで65年間に及びます。また、本コレクションには日記・紀行文集の他に、書簡その他の文書も収録されています。これらの文書全体の収録期間は1856年から1927年までです。

 従来のサトウ研究は、萩原延壽の大作『遠い崖-アーネスト・サトウ日記抄』を筆頭に、日本滞在記に焦点が当てられてきましたが、本コレクションは外交官としての全活動時期に加え、引退後の時期までカバーすることにより、サトウの生涯の全貌に迫るものです。

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