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China: Records of the U.S. Department of State, 1930-1939: Part 2.


米国国務省文書セントラルファイル:中国の国内事情 1930-1939年②

◆米国国務省文書にみる当時の政治・経済・社会事情:主なトピックに社会問題、教育、産業、広報など

 独立戦争終結の翌年1784年、$18,000相当の銀貨と、漢方薬の原料を積んだボストンの新造船The Empress of China号は、独立宣言のコピーを携えたサミュエル・ショウ少佐を船荷監督人として、広州に入港しました。ここに世界で最も新しい国アメリカ合衆国と老大国清朝(中国)は通商関係を結ぶこととなりました。

 それから60年後、1844年にアメリカ合衆国と清朝は正式な外交関係を樹立します。広東領事館(1786)から始まり、福州(1844)、上海とマカオ(1847)、寧波(1853)、天津(1871)大連(1904)など、活発な通商活動を反映して、米国領事館は主要な商業都市に設立されていきます。また、北京には1862年に米国公使館を設立、清朝末期からの政治的混乱をへて、1935年に北京公使館は大使館へと格上げされます。新生中華民国政府との関係を強化するため、1928年には南京に副大使館を設立しています。

 日中戦争期(1937-1941)も、アメリカは北京に正式な外交団を維持します。しかしながら大使自身は国民党政府と行動を共にし、漢口(1937)、重慶(1938)と移動、1941年に北京が日本軍に陥落した後は、米国大使館も重慶に移動します。日本の敗戦に伴い、1946年に南京に移動した米国大使館は、国共内戦の影響で1949年には広州から重慶へ、そして国民党政府とともに台北に移っていきます。

 激動の時代の中、これらの公使・大使館、領事館では、駐在の外交官・領事員たちが本国から送られた指令を受け取り、報告書を送り続けていました。米国国務省は在外公館からの報告書などを通じて外交関係のある各国の様々な情報を入手し、対外政策に活用する一次資料としてきました。Archives Unboundでは、米国国務省セントラルファイルに収録される1930年からの抗日戦争期および国共内戦を経て中華人民共和国が成立する1949年までの中国の国内事情についての資料をデジタル化して提供いたします。

 

 本コレクションはマイクロフィルムRecords of the Department of State Relating to the Internal Affairs of China, 1930-1939を基にした2部構成のデジタルコレクションのうちの第2部となります。100-167リールまでを収録。General Record of the Department of Stateの一部であり、当ファイルはClass 8(国内状況)を扱っております。これらの文書は主に在中国の外交官と領事館員への本国からの指示書と本国への報告書となります。扱われているテーマは、社会問題、教育、娯楽、通信、公共報道、経済と産業、その他の話題となります。

※本コレクションはScholarly Resources刊行のマイクロフィルムRecords of the U.S. Department of State Relating to Internal Affairs of China, 1930-1939をデジタル化したものです