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National Farm Worker Ministry: Mobilizing Support for Migrant Workers, 1939-1985.


全米農業労働者奉仕団体:移民労働者支援に関する記録 1939-1985年

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◆20世紀半ばの米国移民、農業労働者向け支援の記録

 本コレクションは、1920年にカリフォルニア移民労働者奉仕団体(California Migrant Ministry)として慈善活動を開始し、その後継団体として宗教理念に基づいて移民労働者をはじめとする農業従事者に様々な支援を手掛けた全米農業労働者奉仕団体(The National Farm Workers Ministry)の通信記録、報告書、スピーチ、議事録の複写を収録しています。より具体的には、農業労働者、貧困対策、Public Law 78, Braceros(メキシコ人季節労働者)、労働者収容所、農業労働者労働組合、デラノ葡萄摘み労働者ストライキに関連する資料が含まれています。

 全米農業労働者奉仕団体は出稼ぎ労働者に医療サービスや保育、衣服や食料といった支援を斡旋する慈善サービス団体として活動していました。1960年代には統一農業労働者労働組合リーダーのセサール・チャベスの呼びかけに答え、出稼ぎ労働者の生活と労働条件の根本的改善のため全米のキリスト教系宗教団体や信徒団をまとめあげます。

 本コレクションを通じて、同団体が米国にいる出稼ぎ農業労働者の労働条件と生活条件向上のために、どのような活動に取り組んだかが浮き彫りになり、また農業労働者と地元の聖職者や宗教団体との関係、そして同団体が国・州レベルでの立法について関与し、農業労働者のストライキや組織化に関して積極的な役割を果たしていたことが分かります。

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