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Feminism in Cuba Nineteenth through Twentieth Century Archival Documents


19世紀末から20世紀半ばまでのキューバのフェミニズム関係資料集

◆独立後の時期、キューバは女性の権利を擁護する西半球で最も進歩的な法制を採択

 本コレクションは、キューバがスペインから独立した1898年からバチスタ政権が崩壊する1958年に至る60年間におけるキューバのフェミニストとフェミニズム運動に関する資料を集め、電子的に提供するものです。独立後の時期、キューバは女性の権利を擁護する西半球で最も進歩的な法制を採択していました。本コレクションに収録される資料は、女性の権利擁護の法制度改革運動を女性や男性たちの小さなグループがどのように推進したのか、グループが内部に抱えた矛盾ともども明らかにするとともに、キューバのフェミニズムがアメリカのフェミニズムとどのように異なるのか、比較する視点をも提供します。収録されている書簡や雑誌記事やラジオ放送の記録や回想録では、女性は自らの言葉で語っています。収録文書はスペイン語で、三つのカテゴリーに分類されます。第一のカテゴリーの資料群はフェミニスト会議の回想、フェミニストの論集、フェミニスト団体の雑誌、演説やラジオ放送を刊行したもので構成されています。フェミニスト団体の雑誌は、Partido Feminista Aspiracionesにより刊行された初期のフェミニスト雑誌Aspiraciones、キューバを代表するフェミニスト雑誌Minerva、Partido Demócrata Sufragistaの雑誌La Mujerが挙げられます。第二のカテゴリーは男性が女性の地位をどのように考えていたのかを伝える資料群で、都市と農村における女性の状態に関する政治家、議員、法律家の発言を集めたものです。女性の地位を改善する法制度改革に対して国家を統治する男性エリートたちが抱いていた考えを浮かび上がらせます。第三のカテゴリーは、女性の地位を描いたフェミニスト作家による文学作品(小説、詩)と作品批評を集めたものです。本コレクションは、1898年から1958年に至る時期のキューバの政治における女性、キューバのフェミニズム、キューバの女性文学、女性の法的地位について研究する上で必須の資料集です。

※本コレクションはScholarly Resources刊行のマイクロフィルムThe Women’s Movement in Cuba, 1898-1958: The Stoner Collection on Cuban Feminismをデジタル化したものです

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