◆ドイツ・ルネサンス期の魔術・オカルト関連文書から民間伝承、おとぎ話などのコレクション
19世紀シュトゥットガルトの古書籍商ヨハン・シャイブル(Johann Scheible)は、1845-49年にドイツ・ルネサンス期の魔術・オカルト関連文書、チャップブック、民間伝承、民俗学、迷信、おとぎ話などを全12巻にまとめ上げました。
Das Klosterと呼ばれるこの本にはゲーテの『ファウスト』のモデルとなったDoctor Johann Faustに関する記述などが含まれています。本史料集はこのDas Klosterと、中欧の文化・伝統に関する94の書物を収録した、13,000ページを超えるコレクションで、ドイツやヨーロッパの文化、風俗、社会・文化史、魔術・オカルト研究、ルネサンス研究、ドイツ文学における重要史料を提供します。
<主な収録文献>
•セバスティアン・ブラント『阿呆船』
•トマス・ムルナー『悪党組合』
•トマス・ムルナー『阿呆祓い』
•トマス・ムルナー『トイアーダンク』
•『ヨハン・ファウスト博士』(ゲオルク・ルドルフ・ヴィデマンのファウスト論含む)
•クリストフ・ワグナー『ドン・ファン・テノーリオ』
•『最初の民衆本が登場するまでのファウスト伝説並びに後続の文献』
•フリードリッヒ・ノルク『祝祭暦』
•『古き良き時代』(ヴィルヘルム・フォン・ライネールのコレクション)
•フリードリッヒ・ノルク『伝説と民話の神話学』
•フリードリッフ・ノルク『ドイツ人と近隣諸国民の習俗と風習』
•『韻文によるファウスト物語』
•『ヨハン・ファウストとクリストフ・ワグナーのドイツ民衆本』
※本コレクションはPrimary Source Media刊行のマイクロフィルム版Das Kloster. Scheible. 1845-1849をデジタル化したものです
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