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商品詳細

The Economy and War in the Third Reich, 1933-1944.


第三帝国の経済事情と戦争

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◆第三帝国期の経済状況を語る上で、極めて重要な公式の統計資料をデジタル化

 ナチ政権が誕生した時のドイツでは30%に近い失業率が最も切迫した問題でした。第三帝国の初期の経済政策は、1933年に中央銀行総裁としてその任に就き、後に財務大臣となったH.シャハトによるものでした。彼は、金本位制が終焉する国際金融システムの転換期に、大規模な財政赤字から公共事業に資金をあて、金利を低く抑制する政策をとりました。その結果、失業問題が急速に終息しました。

 シャハトの後任にH.ゲーリングが就任すると、彼は4年以内にドイツを戦争で十分戦える国にすることを目標に4カ年計画を発表しました。1930年代の国家による経済への介入や大規模な再軍備政策が、完全雇用をほぼ実現しましたが、一方で33年から38年までに、ドイツの実質賃金は約25%下落しました。団体交渉やスト権と同時に労働組合も廃止されました。投資も国家の規制の対象となり、政府の統制は、税を免れていた大企業にも波及しました。42年には戦線の拡大によって、ドイツ経済は、A.シュペーア下の全面的な戦争経済という新たな局面に移ったのです。

 本コレクションは、London School of Economics and Political Scienceが所蔵する1933年から44年までのドイツの経済統計資料を電子化したものです。Monatliche Nachweise ueber den Auswaertigen Handel Deutschlands (January 1933 – June 1939); Der Aussenhandel Deutschlands Monatliche Nachweise (July 1939); Sondernachweis der Aussenhandel Deutschlands (August 1939 - 1944)。本コレクションは、第三帝国期のドイツの経済状況を語る上で、非常に重要なデータを提供する公式の統計資料です。とくにドイツの対外貿易の詳細な見取り図を提供するSondernachweis der Aussenhandel Deutschlands は価値があります。

※本コレクションはPrimary Source Media刊行のマイクロフィルム版Statistics of the Third Reich Analyzed, 1933-1944をデジタル化したものです