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商品詳細
The Chinese Journals of L. K. Little, 1943 - 1954 : An Eyewitness Account of War and Revolution. 3 vols. Consultant ed.: Akira Iriye. 入江昭監修 L.K.リトルの中国日記 1943~54年 全3巻
・ISBN 978-1-84893-487-0 hard set GB£ 675.00
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電子版あり 大学・学術機関向け電子ブック(eBook)ISBN 978-1-315-53629-3
| 著者・編者 | Chang, Chihyun (ed. with narratives), / Consultant ed.: Akira Iriye |
|---|---|
| シリーズ | The Making of Modern China |
| 出版社 | (Routledge, UK) |
| 出版年月 | 2018 |
| ページ数 | 1200 pp. |
| 言語 | ENG |
| ニュース番号 | <620-3506 617-L944> |
解説
本書は清朝から中華人民共和国の発端にいたるまで、中国の行政や財政において中心的な存在であった海関機構の最後の外国人長官だったレスター・リトル(1892-1981)の日記を復元したものである。長いあいだその存在すら知られていなかったこの文書を初めて刊行することの意味は大きい。 アヘン戦争(1839-1842)の結果、清国は「独立主権国家」ではなくなってしてしまうが、外国の影響力が最も明らかだったのは、関税制度だった。そもそも外国からの輸入品に課する関税の額や率を決める、いわゆる関税自主権も取り上げられ、諸外国との条約によってのみ変更が可能だった。しかもアヘン戦争直後に締結された南京条約や、その後の条約を通して中国各地に設けられた「開港」において、輸入税を徴収するために設けられたのが海関である。 国の行政はその国の市民のみの手で行われるべきだ、とする主権国家主義的立場からすれば、そのような仕組みは帝国主義ないしは半帝国主義的だ、と見なされかねない。もちろんそうではあるが、それだけですましてしまったら、本書のような歴史資料の持つ意味を見過ごしかねないであろう。 むしろ海関のような制度が複数の国の専門家の協力をもとにして機能していたという事実は、過去を振り返るうえでも重要なヒントを与えてくれる。1つは、国境を越えての人的交流は常に存在していたということ。2つ目は、そのような交流をとおして、どの国も刻々と変化していったのだ、ということ。そして3つ目は、この変化は混合化ないしは雑種化とも呼びうるものだ、ということである。つまり純粋で完璧な主権国家なるものはどこにも存在しない。 最近の歴史研究では、この3つのテーマがきわめて重要視されている。その意味でも、中国でイギリス帝国主義の下に作られた機構の最後に長官として登場したアメリカ人が残した日記は、きわめて重要な史料である。推薦のことば 入江昭(ハーバード大学名誉教授)