株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > The Atlantic Slave Trade. 4 vols.
商品詳細
解説
15世紀初頭から、他の欧州諸国に先駆けて、スペインとポルトガルが欧州外への探検と航海に乗り出しました。とりわけポルトガルは16世紀に西アフリカに多くの拠点を築き、奴隷貿易の端緒を開きました。17世紀になると欧州では、アジア産の茶やコーヒーなどが大量に消費されました。それに応じてカリブ海の英領・仏領植民地は砂糖をプランテーションで大規模に栽培するようになり、その他にもタバコ・藍・綿花などの商品作物をも生産したのです。当初、これらの生産に直接従事したのは先住民でしたが、プランテーションでの過酷な労働や海外からの伝染病の流入により彼らの人口が大きく減少しました。この時期には、すでに黒人労働がポルトガル領ブラジルの砂糖栽培において使われていましたが、それは英領・仏領などのプランターからも生産に不可欠な労働力と見なされ大量に使役されるようになったのです。この頃から欧州各国が競って奴隷貿易に着手し、黒人奴隷をアメリカへと次々に送り込みました。19世紀に奴隷貿易が廃止されるまでに新大陸へ流出した黒人奴隷数は数千万人に上り、アフリカ社会が受けた打撃は深刻なものでした。
本書は、大西洋の奴隷貿易に関する論文を研究対象の時代別に配置しています。第1巻は開始期から1600年までの大西洋の奴隷貿易をカバーし、奴隷貿易発展の理由とラテンアメリカにおける人口動態状況、奴隷制に対する欧州人の姿勢に注目します。第2巻は17世紀の奴隷貿易の展開に問題を設定し、欧州人の食生活の変化、とくに砂糖景気の高まりとアフリカへの奴隷貿易の影響を考察します。第3巻は奴隷貿易の絶頂期である18世紀を対象とし、英国と他の欧州諸国の大西洋奴隷貿易を分析します。第4巻は19世紀に何故奴隷貿易と奴隷制が終焉したかを検討し、奴隷制廃止論とともにブラジル・キューバへの奴隷貿易の持続とを論じます。本書を欧州近代史、経済史、国際商業史、アメリカの奴隷制研究の研究者、研究室に必備の文献としてお薦めいたします。
本書は、大西洋の奴隷貿易に関する論文を研究対象の時代別に配置しています。第1巻は開始期から1600年までの大西洋の奴隷貿易をカバーし、奴隷貿易発展の理由とラテンアメリカにおける人口動態状況、奴隷制に対する欧州人の姿勢に注目します。第2巻は17世紀の奴隷貿易の展開に問題を設定し、欧州人の食生活の変化、とくに砂糖景気の高まりとアフリカへの奴隷貿易の影響を考察します。第3巻は奴隷貿易の絶頂期である18世紀を対象とし、英国と他の欧州諸国の大西洋奴隷貿易を分析します。第4巻は19世紀に何故奴隷貿易と奴隷制が終焉したかを検討し、奴隷制廃止論とともにブラジル・キューバへの奴隷貿易の持続とを論じます。本書を欧州近代史、経済史、国際商業史、アメリカの奴隷制研究の研究者、研究室に必備の文献としてお薦めいたします。