株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > The Documentary History of the Dwight D. Eisenhower Presidency. : Volume 10: CIA Intervention in Iran and Nationalization of the Iranian Oil Industry.
商品詳細
解説
アイゼンハワー政権が中東で直面した最大の外交課題は、アラブ・ナショナリズムの高揚と中東油田への米国の接近でした。戦後のソ連共産主義とアラブ・ナショナリズムの分離の試みが失敗し、アメリカにとって中東情勢はさらに悪化の様相を呈しました。
1951年に世界的な波紋を呼んだ出来事が発生しました。イラン首相M.モサデグによる石油国有化と、その石油利権を独占していたイギリスのイランからの後退です。この一連の事件は、西側諸国が石油獲得の手段を喪失するのではないかという印象を与えることとなり、アメリカも対応を余儀なくされたのです。しかし、アメリカが現状認識を見誤り、アラブ・ナショナリズムと共産主義とを混同したことで、地域主権や自治を主張していたアラブの民族主義者たちとの協調の機会を逸し、彼らがソ連に急接近するきっかけを作ったのです。
1951年に世界的な波紋を呼んだ出来事が発生しました。イラン首相M.モサデグによる石油国有化と、その石油利権を独占していたイギリスのイランからの後退です。この一連の事件は、西側諸国が石油獲得の手段を喪失するのではないかという印象を与えることとなり、アメリカも対応を余儀なくされたのです。しかし、アメリカが現状認識を見誤り、アラブ・ナショナリズムと共産主義とを混同したことで、地域主権や自治を主張していたアラブの民族主義者たちとの協調の機会を逸し、彼らがソ連に急接近するきっかけを作ったのです。