株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > The Bankers Magazine (New York) . Vols. 1 - 180/No. 3 (last published). New York; Boston 1846 - 1997. (Years 1944 thru 1963 never published). Reprint.
商品詳細
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解説
The Bankers'Magazineはロンドンで出版された同名の金融専門誌より遅れることわずか2年、1946年に初めて出版されたビジネスと金融・財攻にかかわる専門誌で、アメリカ経済史研究に不可欠な責重な資料である。第1巻はボルティモアで出版され、第4巻(1849年)から刊行地をボストンに移したが、第6巻(1852年)からは新輯版としてニューヨークで刊行されるようになる。その後出版社を変更しながらも今日まで継続刊行されている。
経済史研究の資科として秀れているのは、とくに19世紀後半のものである。アメリカが大陸国家の体裁を整え、その経済発展が鉄道建設をベースに漸く軌道に乗り始めた1850年代以後から、南北戦争=再建期を経て、19世紀末から20世紀初めに巨大法人企業体制を整えてくるまでの時代のダイナミックなビジネスと金融制度の独自な発展を知ろうと思えぱ、本誌の豊富な情報はきっと研究者に大きく役立つことになろう。
銀行制度や業務が各州別に統計分析を含めて詳細に解説されているだけではない。ニューヨーク手形交換所や証券取引所の成立・発展の動きなど、手にとるようにわかる。「世界の銀行」=ロンドン金融市場との関係や、ヨーロッパ諸国、さらにまた、中南米諸国、アジア諸国の政治・経済情勢についても豊富な情報を提供している。その他、興味深いことは、ビジネス・金融関係の専門家によってその時々の主要なトピックに適切なコメントが加えられていることである。これなど世論の動きを知る上に役立つだろう。
連邦準備制度が成立してくる19世紀末以来の金融改革論争は、この方面の研究書から得られる知識を頭に入れて読むときイメージを大きく膨らませる上に役立つだろう。20世紀に入ってとくに連邦攻府や連銀、あるいは他誌によって統計資料が整備されたためだろうか、統計分析は著しく減少し、評論や解説の占める割合が大きくなって来ている。編集方針が変更されたためであろう。
(横浜商科大学教授 楠井敏朗)
経済史研究の資科として秀れているのは、とくに19世紀後半のものである。アメリカが大陸国家の体裁を整え、その経済発展が鉄道建設をベースに漸く軌道に乗り始めた1850年代以後から、南北戦争=再建期を経て、19世紀末から20世紀初めに巨大法人企業体制を整えてくるまでの時代のダイナミックなビジネスと金融制度の独自な発展を知ろうと思えぱ、本誌の豊富な情報はきっと研究者に大きく役立つことになろう。
銀行制度や業務が各州別に統計分析を含めて詳細に解説されているだけではない。ニューヨーク手形交換所や証券取引所の成立・発展の動きなど、手にとるようにわかる。「世界の銀行」=ロンドン金融市場との関係や、ヨーロッパ諸国、さらにまた、中南米諸国、アジア諸国の政治・経済情勢についても豊富な情報を提供している。その他、興味深いことは、ビジネス・金融関係の専門家によってその時々の主要なトピックに適切なコメントが加えられていることである。これなど世論の動きを知る上に役立つだろう。
連邦準備制度が成立してくる19世紀末以来の金融改革論争は、この方面の研究書から得られる知識を頭に入れて読むときイメージを大きく膨らませる上に役立つだろう。20世紀に入ってとくに連邦攻府や連銀、あるいは他誌によって統計資料が整備されたためだろうか、統計分析は著しく減少し、評論や解説の占める割合が大きくなって来ている。編集方針が変更されたためであろう。
(横浜商科大学教授 楠井敏朗)