株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > SIGNS: Journal of Women in Culture and Society . Vols. 1 - 34. Chicago, 1975/76 - 2008/09. Reprint.
商品詳細
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解説
1960年代後半からアメリカを中心に世界的な高まりを見せたウーマン・リブの運動は、フェミニズムの研究に新しい時代を開き、「女性学」(ウィメンズ・スタディーズ)という新しい学際的な学問をうみだしました。その「女性学」がまだアカデミズムの中で地歩を固める以前から、多数の女性学のジャーナルが刊行され、あるものは短命に消えていきましたが、『サインズ』誌は、1975年秋にアメリカで創刊されて以来20年以上の長寿を保ち、いまや「女性学」のもっとも定評のある雑誌としての地位を誇示しています。
同誌は、女性の「生」のさまざまな状況に包括的に光をあてるベく、学際的なフォーラムを提供してきました。掲載された論文は、歴史学、社会学、人類学、経済学、生物学、医学、政治学、法学、心理学、神学、美学、文芸批評等々と多岐にわたる領域で女性を論じています。しばしば、「シモーヌ・ド・ボーボワール」といったテーマで特集が組まれてきました。また、同誌のスコープは、欧米に偏ることなく、インターナショナル、かつグローバルであり、また執筆者についても精力的に海外からの寄稿を受け入れています。また、特定のイデオロギーに限られず、さまざまな立場で誌上討論が展開されています。書評に取りあげられた広範な文献からも、階級、人種・民族、宗教、文化、地域によって異なる多様な女牲の「生」が浮かび上がってきます。
同誌は、まさにここ20余年の、女性史・女牲学の歩み、世界的なフェミニズムの運動の進展、世界の女性の置かれた現状の変化などの包括的な記録としてきわめて価値あるものです。21世紀を目前にして、今後の女性史研究を含む「女性学」のあるべき姿を探るために、『サインズ』誌の20年をふりかえってみることは、大きな意義があると思われます。
(京都府立大学教授 河村 貞技)
同誌は、女性の「生」のさまざまな状況に包括的に光をあてるベく、学際的なフォーラムを提供してきました。掲載された論文は、歴史学、社会学、人類学、経済学、生物学、医学、政治学、法学、心理学、神学、美学、文芸批評等々と多岐にわたる領域で女性を論じています。しばしば、「シモーヌ・ド・ボーボワール」といったテーマで特集が組まれてきました。また、同誌のスコープは、欧米に偏ることなく、インターナショナル、かつグローバルであり、また執筆者についても精力的に海外からの寄稿を受け入れています。また、特定のイデオロギーに限られず、さまざまな立場で誌上討論が展開されています。書評に取りあげられた広範な文献からも、階級、人種・民族、宗教、文化、地域によって異なる多様な女牲の「生」が浮かび上がってきます。
同誌は、まさにここ20余年の、女性史・女牲学の歩み、世界的なフェミニズムの運動の進展、世界の女性の置かれた現状の変化などの包括的な記録としてきわめて価値あるものです。21世紀を目前にして、今後の女性史研究を含む「女性学」のあるべき姿を探るために、『サインズ』誌の20年をふりかえってみることは、大きな意義があると思われます。
(京都府立大学教授 河村 貞技)