株式会社極東書店トップ商品一覧Committee on Finance and Industry, 1931. (Chairman: Hugh Pattison Macmillan) . Report. 322 pp. [Cmd. 3897]. / Minutes of Evidence. Vol. I. 366 pp. / Minutes of Evidence. Vol. II. 348 pp. Bound in 3 vols.

商品詳細

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Committee on Finance and Industry, 1931. (Chairman: Hugh Pattison Macmillan) . Report. 322 pp. [Cmd. 3897]. / Minutes of Evidence. Vol. I. 366 pp. / Minutes of Evidence. Vol. II. 348 pp. Bound in 3 vols. 『金融と産業に関するマクミラン委員会 1931年』 全3巻

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出版社(PSC, US)
出版年月2008
言語ENG
ニュース番号<558-3050>

解説

経済学史上、おそらくはもっとも著名な委員会の一つである。本巻の重要性を高めているのは報告書というよりも証言録にある。そこでは、大恐慌のさなかにあったイギリスにおいて、主要な政策担当者、経済界・労働組合の要人と経済学者の現状認識をつぶさに知ることができる。そのリストはまさに綺羅星のごとくであり、経済学者だけをとってみてもアーサー・C.ピグー、デニス・ロバートソンをはじめ、数十人に及んでいる。そしてこれもまた周知のことながら委員の中にはケインズがおり、『貨幣論』(1930年)の知識を駆使しながら随所で委員会の議論をけん引している。その影響力の測定は、今後とも研究の対象となるだろう。ことに、委員であったアーネスト・ベヴィン(Ernest Bevin, 1881-1951)はこの委員会を通じて金本位制に懐疑的になったという。この証言録については日本では抄訳があるものの、全貌を明らかにするには原典を紐解くほかはない。証言録は現在では入手が困難であり、オンラインで利用可能になったHouse of Commons Parliamentary Papersにも収録されていない。大恐慌という経済危機の時代における政策論争の姿を描き出す最良の資料であろう。
早稲田大学政治経済学術院教授 若田部昌澄