株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > The Cambridge Review . A Journal of University Life and Thought. Vols. 1 - 119. Cambridge: Cambridge Review Committee, St. John's College, 1879 - 1998. Published by the Students of Cambridge University. Suspended with Nov. issue 1998. Vols. 1 - 26 include a supplement: The University Pulpit, Vols. [1] - 26, no. 661. Reprint.
商品詳細
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The Cambridge Review . A Journal of University Life and Thought. Vols. 1 - 119. Cambridge: Cambridge Review Committee, St. John's College, 1879 - 1998. Published by the Students of Cambridge University. Suspended with Nov. issue 1998. Vols. 1 - 26 include a supplement: The University Pulpit, Vols. [1] - 26, no. 661. Reprint. 『ケンブリッジ評論』-大学生活と思想- 第1巻~119巻:1879~1998年
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★★★
| 出版社 | (PSC, US) |
|---|---|
| 言語 | ENG |
| ニュース番号 | <546-3030> |
解説
100年を越える歴史がありながらその全貌が世に知られることのなかった非常に稀覯な雑誌の復刻の試みです。「ブルームズベリ・グループ」、「ケンブリッジ使徒会」など錚々たるケンブリッジ・エリートが参加していますが、それらの引用例は極めて限られていました。初期の刊行委員会を主導したのはイギリス歴史学派の経済学者でケンブリッジ国教会の司教を務めるカニンガム(William Cunningham, 1848- 1919)でした。本誌の動静について伝える唯一の資料ともいえる"The Cambridge Mind: Ninety Years of the Cambridge Review, 1879-1969, edited by E. Homberger et al, London, Jonathan Cape, 1970" によれば、パトリック・コフーン「ガレー船の漕ぎ手」(1880)、カニンガム「インドからの書簡」(1882)、ハインドマン「組合社会主義論争」(1889)、ドッブ「ケインズ貨幣論」(1930)、ギルボウ/マイナーズ/E.A.ロビンスン「ケインズ不況論に関する書簡」(1931)、リューフ/ケインズ「金本位制への挽歌」(1932)、ジョーン・ロビンスン「社会主義における経済体制」(1937)、メイトランド「アクトン卿追悼」(1902)、クラッパム「フランス革命におけるアクトン」(1910)、トレヴェリアン「ナポレオンの治世」(1945)、ラズレット「トーニー、トレヴァー=ローパーと紳士階級」(1964)、スキナー「クリストファー・ヒルとイギリス革命の知的起源」(1965)、ムア「シジウィックと旧倫理」(1902)、ラッセル「形而上学におけるベルグソンと直感」(1913)、ヴィトゲンシュタイン「論理、いかにそれをなさざるべきか」(1913)、コリングウッド「オークショットと経験の様式」(1934)、オークショット「弁証法的唯物論」(1934)、ニーダム「パレートロジー(パレート社会学)」、リーチ「ライト=ミルズのケース」(1959)、ランシマン「マックス・ウェーバー」(1961)、ウィリアムズ「マルクーゼを読むに際して」(1969)、アストン「ラサフォードと放射能」(1913)、ウィリアム・モリス「金権政治下の芸術」(1883)、フライ「ジョージ・ムアと現代アート」(1893)、エリオット「ジュリアン・バンダの理想主義」(1928)、匿名「シジウィック教授への書簡」(1890)、が記録されています。ここで特筆されるのは、ケンブリッジ到着の直後に書かれたヴィトゲンシュタインの寄稿は英文で書かれた彼の数少ないものの一つであることです。その他に、ラッセルが反戦活動で投獄された裁判の記録も寄稿されています。ケインズは、上記の他に、ケンブリッジにいるインド人学生に対する悪評に抗議して書いた1909年の一文、大学問題に関する王立委員会で女性の言い分を支持した手紙(1921年)、が本誌に掲載されていることが確認されています。
本誌の一例として、第21巻(1899-90年)の内容を紹介します。刊行は週刊で開講に合わせて10月第1週の初号から翌年6月末が最終号となります。紙面構成は、論文、スポーツ欄、クラブ・協会の活動、カレッジ通信、大学ニュース、死亡記事、書評、大学人事、同窓会便り、となっています。補遺としてケンブリッジ国教会の論壇が用意されています。時局を反映してボーア戦争に従軍していくケンブリッジ学徒の名簿が追加されていきます。ニュース欄では、本誌刊行委員会の前会長カニンガムがアメリカ旅行から帰国したことが大きく取り上げられています。1900年6月号には、シジウィック教授の退職を惜しむ記事があります。大学図書館の年報には、カイロの旧ユダヤ教会図書室にあった90点の手稿、15世紀刊行の41冊と1640年以前の200冊の図書を含むヘブライ語文献コレクションを購入したことが報じられています。マーシャル会長、フォックスウェル副会長の「経済学クラブ」は、貨幣価値に関するカニンガム報告による例会が10月26日に予定されており、受講希望者は書記係ピグー(当時22歳)まで申し込むようにとなっています。2月17日には通商委員会委員ルウェリン=スミスによる労働省の活動に関する経済学クラブ報告会がピグーの部屋で行われるとも書いています。ディベートも大学生活の重要な一部であることがわかります。10月17日には「南アフリカ危機」と題する「ユニオン・ソサイエティ」主催の討論会が開かれ、やはりピグーが持論を展開している様子が記載されています。書評では、出版されたばかりの『パルグレーブ経済学辞典』第3巻について刊行まで12年を要した編者の労苦と内容の高度さを讃えています。死亡記事では、ジョン・ラスキンの追悼文があります。人事、学内報欄では、各カレッジへの入学者数、フェローの選任、学位授与、奨学金選抜者、主要講義予定、種々の受賞記録、など大学史研究にも有効な記録が随所に見られます。索引が非常に詳細かつ多彩で、カニンガム、メイトランド、ショー、シジウィック、など著名人のインデックスもあり、ケンブリッジと関わりのある人にとっては読物としても楽しめるものです。ケンブリッジ・インテレクチュラル・ヒストリーの最良の資料としてお薦めいたします。
本誌の一例として、第21巻(1899-90年)の内容を紹介します。刊行は週刊で開講に合わせて10月第1週の初号から翌年6月末が最終号となります。紙面構成は、論文、スポーツ欄、クラブ・協会の活動、カレッジ通信、大学ニュース、死亡記事、書評、大学人事、同窓会便り、となっています。補遺としてケンブリッジ国教会の論壇が用意されています。時局を反映してボーア戦争に従軍していくケンブリッジ学徒の名簿が追加されていきます。ニュース欄では、本誌刊行委員会の前会長カニンガムがアメリカ旅行から帰国したことが大きく取り上げられています。1900年6月号には、シジウィック教授の退職を惜しむ記事があります。大学図書館の年報には、カイロの旧ユダヤ教会図書室にあった90点の手稿、15世紀刊行の41冊と1640年以前の200冊の図書を含むヘブライ語文献コレクションを購入したことが報じられています。マーシャル会長、フォックスウェル副会長の「経済学クラブ」は、貨幣価値に関するカニンガム報告による例会が10月26日に予定されており、受講希望者は書記係ピグー(当時22歳)まで申し込むようにとなっています。2月17日には通商委員会委員ルウェリン=スミスによる労働省の活動に関する経済学クラブ報告会がピグーの部屋で行われるとも書いています。ディベートも大学生活の重要な一部であることがわかります。10月17日には「南アフリカ危機」と題する「ユニオン・ソサイエティ」主催の討論会が開かれ、やはりピグーが持論を展開している様子が記載されています。書評では、出版されたばかりの『パルグレーブ経済学辞典』第3巻について刊行まで12年を要した編者の労苦と内容の高度さを讃えています。死亡記事では、ジョン・ラスキンの追悼文があります。人事、学内報欄では、各カレッジへの入学者数、フェローの選任、学位授与、奨学金選抜者、主要講義予定、種々の受賞記録、など大学史研究にも有効な記録が随所に見られます。索引が非常に詳細かつ多彩で、カニンガム、メイトランド、ショー、シジウィック、など著名人のインデックスもあり、ケンブリッジと関わりのある人にとっては読物としても楽しめるものです。ケンブリッジ・インテレクチュラル・ヒストリーの最良の資料としてお薦めいたします。