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商品詳細

Ethnic Minorities in the Balkan States, 1860 - 1971

Ethnic Minorities in the Balkan States, 1860 - 1971 . 6 vols. Ed. by Bejtullah D. Destani. バルカン諸国家の少数民族文書集成 1860~1971年 全6巻

・ISBN 978-1-84097-035-7 hard set GB£ 2101.00

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著者・編者/ Ed. by Bejtullah D. Destani
出版社(Archive Editions, UK)
出版年月2003
ページ数4200 pp.
言語ENG
ニュース番号<511-2522 513-3278>

解説

1878年のベルリン会議後、オスマン帝国は分割され、ナショナリズムの精神の成長と結合し、バルカン半島に甚大かつ直接的影響を及ぼしました。エスニシティによるのではなく政治的、ナショナリズム的配慮にもとづく旧帝国領土の分配の結果、少数民族の地位はかなり低下しました。さらにオスマン帝国の権力と支配の弱体化は1912~13年のバルカン戦争に起因し、その後のブカレスト条約では、ブルガリア、ギリシア、モンテネグロ、ルーマニア、セルビアがオスマン帝国を分割することで決定的になりました。そういう中、少数民族の状況は、第一次世界大戦や領土分割による大規模な移住やムスリムのキリスト教徒への強制改宗等によってさらに悪化しました。ヴェルサイユ条約後、オーストリア=ハンガリー帝国とオスマン帝国の崩壊にともない、アルバニアの成立、トランシルヴァニア・マケドニアの分割などバルカン諸国の政治的版図が根本的に変化しました。
1920年、国際連盟の成立によって、少数民族の地位は、政治的視点からではなく法的視点から熱心に再検討され、1923年の「少数民族保護条約」は彼らの問題解決に重要な役割を果たしました。しかしこの条約の後でさえもやはり、バルカン諸国の様々な少数民族は不当な扱いを受け続けました。第2次世界大戦後、バルカン半島のほとんどは東側陣営となり、少数民族は権利を剥奪されました。ユダヤ人のルーマニアからの強制移住、アルバニア人のユーゴスラヴィアからの強制移住等が1960年代まで続きました。たしかに苦難は今日まで続いています。
 バルカン諸国内の少数民族の処遇と動きとは、ここ200年間に及ぶヨーロッパの政情不安の引き金でした。打ち続く民族紛争の長い歴史はボスニアやコソヴォでの最近の戦禍を理解し、未来の戦争勃発の可能性を予見するための鍵です。本書はロンドンの公文書館(Public Record Office)所蔵の英仏独語による文書で、150年以上にわたるバルカン地域内の民族紛争に深い理解を加えようという試みのもと集められ、バルカン諸国内外の少数民族の地位や処遇について掲載する収録範囲の広い史料集です。ユダヤ人、マジャール人、チェルケス人、ムスリムやキリスト教徒、そしてトルコのギリシア人やギリシアのアルバニア人のような少数民族の彼らが国内で受けていた迫害を本書は明らかにするでしょう。