株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > Writings on Industrial Democracy. 3 vols.
商品詳細
解説
イギリス・フェビアン社会主義の理論的指導者であった社会学者ウェッブ夫妻は、労使関係史研究の大家としてだけでなく、社会問題の体系的な分析に基づいて、社会の要請に効率的にこたえるための制度や政策についての実践的な提言を行なったことでも知られています。労働運動史、労働組合史についての夫妻の共同研究の成果は、日本では大正デモクラシー期に紹介されて以来、労働史研究のスタンダードワークとして長年にわたって重要な位置を占めてきました。なかでも本全集に収められた『労働組合運動の歴史』(初版1894年)、『産業民主制論』(初版1897年)は、労働史研究が多様化し深化した今日にあって、今なお古典として高く評価されています。またエッセイ集『近代産業の諸問題』(初版1898年)では、女性と賃金、労働時間、工場法の影響などの幅広い問題があつかわれています。労働運動、労働組合、産業社会についての夫妻の分析と提言の核をなすこれらの重要な著作を収めたこの『産業民主主義について』は、労働史研究、イギリス近現代史研究に欠かすことのできない基本文献であるといえます。