株式会社極東書店トップ商品一覧Civil Law: Germany, Austria, Switzerland . (Civil Law Basic Collection III). 141 titles. Diazo negative 2921 microfiches. With printed catalog including a bibliographic essay by the discussion of T. H. Reynolds & D. A. Combe.

商品詳細

📚

Civil Law: Germany, Austria, Switzerland . (Civil Law Basic Collection III). 141 titles. Diazo negative 2921 microfiches. With printed catalog including a bibliographic essay by the discussion of T. H. Reynolds & D. A. Combe. ドイツ・オーストリア・スイス法(市民法基礎的文献コレクション3)

microfiche

お気に入り
出版社(LLMC, US)
出版年月1999
言語ENG
ニュース番号<447-2020 450-2015>

解説

Source material and 19th Century Exegesis. Original books filming gleaned from the Robbins Collection of the Law Library of the University of California at Berkeley and the Law Library of the Tulane University
19世紀初頭から統一法典としてのナポレオン法典を有していたフランスとは異なって、国民国家としての政治的統一をなかなか達成することができずにいたドイツは、法的にも分裂国家であった。しかし、立法による法統一が不可能であった代わりに、ドイツ法学は、ドイツ固有のゲルマン法源と、継受されたローマ法源とを解釈し加工して、社会の要請に応える精緻で近代的な民法学理論体系を作り出した。立法による法統一が遅れた分だけ、学問による法統一が先行したと言ってもよい。ビスマルクの尽力によってようやく1870年にドイツ統一が達成されると、民法学のそれまでの膨大な蓄積を注ぎ込んで、ドイツ民法典の編纂事業が進められることになった。ドイツの法学者や法律実務家たちは、この作業を固唾を飲んで見守り、草案が公表される度に高水準で活発な議論が繰り広げられた。そして、国家統一におよそ四半世紀遅れて、ドイツ民法典が公布されると、ドイツ法学は、その新法典を理論的に分析し、体系化する作業に取り組んでいったのである。
 このコレクションには、19世紀後半から20世紀初頭までのドイツ民法学の基礎文献と民法典編纂にかかわる立法資料が含まれている。その基本的内容は、①民法典編纂に先立つドイツ民法学の主要な体系書(サヴィニー、デルンブルク、ギールケなど)、②民法典および付属法令の各種草案や議事録、③民法草案に対して著された批判書(ギールケのものが最も有名)や批判論文を多く掲載した雑誌(イェーリング年報など)、④民法典成立後の民法体系書(エルトマン、クローメなど)であるが、その他にもオーストリアやスイスの資料、あるいは18世紀の貴重な資料(コクツェーイの書などは入手困難である)も若干含まれている。
 本コレクションは、19世紀ドイツ民法学の精緻かつ膨大な蓄積を背景に成立したドイツ民法典の成り立ちを本格的に解明するための資料を、効果的かつ的確に集めており、法律図書館としての水準は一気に高めるためのかっこうの資料集であろう。 東京大学大学院法学政治学研究科教授 海老原 明夫