株式会社極東書店トップ > 商品一覧 > Repertoire général alphabétique du droit français . Vols. 1 - 37. Paris, 1886 - 1906. In 39 books (Vol. 36 in 2, Vol. 37 in 2). First Supplement: Vols. 1 - 14, 1911 - 1936. Second Supplement: Vols. 1 - 2, 1939 - 1945. Reprint.
商品詳細
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Repertoire général alphabétique du droit français . Vols. 1 - 37. Paris, 1886 - 1906. In 39 books (Vol. 36 in 2, Vol. 37 in 2). First Supplement: Vols. 1 - 14, 1911 - 1936. Second Supplement: Vols. 1 - 2, 1939 - 1945. Reprint. [フュジエ・エルマン]『フランス法総覧 1886~1945』 フランス法の全分野の「百科全書」
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★★★
| 著者・編者 | Fuzier-Herman, |
|---|---|
| 出版社 | (Schmidt Periodicals, GW) |
| 出版年月 | 1998 |
| 言語 | FRE |
| ニュース番号 | <436-2032 444-2020> |
解説
フランス法にはコンメンタールがない。だが、百科全書の伝統をひくかの国では、実はアルファベット順の記述こそがコンメンタールに代わって「自然」とされてきたのである。しかも、19世紀には、一般に「百科全書熱」があった。その法学分野での代表が、ダローズの『判例総覧』(Jurisprudence generale)であり、また今回復刻された『フランス法総覧』(Repertoire general alphabetique du droit francais)である。出版は1886年から1945年にかけてなされ、本編37卷、補遺16巻から成る壮大な作品となっている。その壮大さゆえ、これまで人は容易に近づけないほどであった。
この『フランス法総覧』は元々は実務家たるフュジエ・エルマンの編集にかかるものであったが、その下には多くの教授達が執筆陣に加わっている。たとえば、20世紀に入ってからは、ボードリー・ラカンティネリー、ドゥマント、エスマン、オーリュウ、リオン・カーンのほか、ベルギーのローラン、法史家のヴィオレの名前まで見える。要するに当時の第一級の学者の協力による作品ということができるのである。
本書を見ると、実務、ことに判例の権威が増しつつあることがみてとれる。むしろ逆に、本書において整序されたことによって判例の権威がますます高まったというべきかもしれない。一般に19世紀における法律学は「実務主導」で発展したといわれている(Ed. Meynal, Les Recueils d'arret et les Arretistes, in: Le Code civil, 1804-1904, Livre du Centenaire, t. 1, Paris, 1904, p. 131 s.)。まさに本書はその実務の到達点を示すとともに、その後の発展を導いたものなのである。だが反対に、19世紀は「註釈学派」の時代だとも理解されている。したがって、今後の課題は、具体的テーマごとに実態に即して検討することでなければならない。その際、本書所収の各項目は有益な情報に満ち満ちている。
『フランス法総覧』の収録対象は、タイトルが示す通り、法の全分野に及ぶ。また各項目ごとに付された参考文献の一覧は網羅的で、体系書の関係部分指示にまで及んでおり、極めて有益である。その文献情報価値だけでも、特筆に価する(すでに坂寺一太郎『法学文献の調べ方(1978年)』でメンションされている)。ところが、なぜかこれまでのところ、19世紀フランス法学の研究に際しても、本書を踏まえたものがあまりみられなかったようである。もし、資料面での制約があったとすれば、本書の復刻によって、その壁を破ることは容易になったといえる。
本書と同様、古典に属するもので、「19世紀ラルース」と呼ばれている百科辞典がある。これは非常に貴重な情報に富んでおり、いわゆる仏文研究者の必携とまで言われて重宝されている。近年その復刻版が出たが、直ちに品切れになったという。今回の『フランス法総覧』復刻によって、この埋もれた古典的記念碑に光が当てられ、フランス法(学史)研究の一段の発展に資することができるものと確信する。
この『フランス法総覧』は元々は実務家たるフュジエ・エルマンの編集にかかるものであったが、その下には多くの教授達が執筆陣に加わっている。たとえば、20世紀に入ってからは、ボードリー・ラカンティネリー、ドゥマント、エスマン、オーリュウ、リオン・カーンのほか、ベルギーのローラン、法史家のヴィオレの名前まで見える。要するに当時の第一級の学者の協力による作品ということができるのである。
本書を見ると、実務、ことに判例の権威が増しつつあることがみてとれる。むしろ逆に、本書において整序されたことによって判例の権威がますます高まったというべきかもしれない。一般に19世紀における法律学は「実務主導」で発展したといわれている(Ed. Meynal, Les Recueils d'arret et les Arretistes, in: Le Code civil, 1804-1904, Livre du Centenaire, t. 1, Paris, 1904, p. 131 s.)。まさに本書はその実務の到達点を示すとともに、その後の発展を導いたものなのである。だが反対に、19世紀は「註釈学派」の時代だとも理解されている。したがって、今後の課題は、具体的テーマごとに実態に即して検討することでなければならない。その際、本書所収の各項目は有益な情報に満ち満ちている。
『フランス法総覧』の収録対象は、タイトルが示す通り、法の全分野に及ぶ。また各項目ごとに付された参考文献の一覧は網羅的で、体系書の関係部分指示にまで及んでおり、極めて有益である。その文献情報価値だけでも、特筆に価する(すでに坂寺一太郎『法学文献の調べ方(1978年)』でメンションされている)。ところが、なぜかこれまでのところ、19世紀フランス法学の研究に際しても、本書を踏まえたものがあまりみられなかったようである。もし、資料面での制約があったとすれば、本書の復刻によって、その壁を破ることは容易になったといえる。
本書と同様、古典に属するもので、「19世紀ラルース」と呼ばれている百科辞典がある。これは非常に貴重な情報に富んでおり、いわゆる仏文研究者の必携とまで言われて重宝されている。近年その復刻版が出たが、直ちに品切れになったという。今回の『フランス法総覧』復刻によって、この埋もれた古典的記念碑に光が当てられ、フランス法(学史)研究の一段の発展に資することができるものと確信する。