株式会社極東書店トップ商品一覧Avis important aux refugiez sur leur prochain retour en france, donne pour Etrennes a l'un d'eux en 1690. Par Monsieur C.L.A.A.P.D.P. Paris, 1692. / Reponse a l'avis aux refugiez, par Mr De la Rey. Rotterdam, 1709.

商品詳細

Avis important aux refugiez sur leur prochain retour en france, donne pour Etrennes a l'un d'eux en 1690. Par Monsieur C.L.A.A.P.D.P. Paris, 1692. / Reponse a l'avis aux refugiez, par Mr De la Rey. Rotterdam, 1709.

Avis important aux refugiez sur leur prochain retour en france, donne pour Etrennes a l'un d'eux en 1690. Par Monsieur C.L.A.A.P.D.P. Paris, 1692. / Reponse a l'avis aux refugiez, par Mr De la Rey. Rotterdam, 1709. [ベール] 『フランスへの近き帰国につき、亡命者に与うる重大な忠告』、第2版 1692年 パリ刊 / [ラレー] 『亡命者への忠告に対する回答』 初版 1709年 ロッテルダム刊

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著者・編者[Bayle, Pierre] / [Larrey, Isaac, de],
言語FRE
ニュース番号<R19-170>

解説

2nd edition, 8vo, 356pp, contemporary calf binding, spine in compartment, title lettered in gilt on red morocco. First edition, 8vo, 449pp, contemporary calf binding, spine in compartment, title lettered in gilt on red morocco
1690年4月,のちに物議を醸すことになる小冊子が出版された。題して「フランスへの近き帰国につき,亡命者に与うる重大なる忠告』(L'Avis important aux r?fugi?es sur leur prochain retour en France)。この表題には,「1690年のお年玉として-亡命者に呈す」という文言が添えられ,著者名は「CL・AAPDP氏」,版元は「アムステルダム,ジャック・ル・サンスール書店」と記されている。
 この作品は,見たところ-人のカトリック教徒によって書かれたものだが,これはピエール・ベール(Pierre Bayle,1647-1706)による偽装であった。1685年のナント勅令廃止によりフランスを追われ,いつの日か故国に帰還したいと望むプロテスタントたちに向かって,多数派の宗教の名において語る問題提起の書である。「ユグノー」(フランスのカルヴァン派信徒)たちは,自分たちのために要求する良心の自由(信教の自由)と礼拝の自由を相手側に認める気があるのか?フランスの宗教戦争の時代にプロテスタントが優勢であった地域では,カトリック教徒は,自己の礼拝の自由な実行に対する抑圧とまではいかないとしても,まぎれもなく制限を経験した。さらに確かなことに,多くの「ユグノー」はイギリスの名誉革命を支持しているが,この革命は,ジェームズ2世が基礎を築いた宗教的自由の体制を廃止し,この国で16世紀以来すべての非国教徒を苦しめてきたオストラシスム(陶片追放)を復活させたばかりである。「ユグノー」たちの政治的選択は,彼らが主張している宗教的寛容の原理との一貫性を具えているのか云々。
 このような筆致で書かれた文章は,ベールの宗教的同志たちにとって読むのが辛いパラドクサルな作品であり,明蜥さと意識の正常さを要する集団的な内省の実行を促すものであった。これは多くの同志に刃を突きつけるような内容の文書であったがゆえに,彼らに衝撃を与え,ベールが属している亡命者信徒団の内部で彼が敵と見なしていた連中に,格好の武器を提供したのである。

引用文献:福島清紀「相互寛容への隘路、ピエール・ベール論覚書」、『言語と文化』2015-01、207-242pp、2015年。

 本商品はそのピエール・ベールのパリで刊行された第2版とベールの死後に書かれた反論の書をセットにしたものです。この反論書を記したラレーはフランス出身のプロテスタントで、ナントの勅令廃止後にオランダに亡命し作家として活動していた人物といわれています。