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   『経営学 知の遺産』 シリーズ3 『ファヨールとプロセス・スクール』 全7巻 
Intellectual Legacy of Management Theory.. Series 3: Henri Fayol and Process School. 7 vols.
著者・編者: Wren, Daniel A. / Sasaki, Tsuneo (eds.),
出版社: (Pickering & Chatto, UK)
出版年: 2004年
ページ数: -
ISBN:  978-1-85196-798-8
装丁・価格:
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「経営学 知の遺産シリーズ」・第4回配本は、2部全14巻からなる第2回配本「テイラー・システムと科学的管理」に続いて、テイラーと並ぶもう一人の経営学の開祖、ジュール・アンリ・ファヨールとその末裔、管理過程学派に連なる人々の代表作全7巻を取り上げた。
 今回配本の第1巻には、ファヨール研究の代表的論文とファヨールの主著の2種類の英訳本を収めている。ファヨール研究は、1949年刊行の英訳本だけで済まされることが多いが、テイラー研究同様、多くの優れた英文論文があるので、マネジメント研究の深化を図るには、これら文献の読解が必要である。最初の英訳本、Coubrough訳の刊行年は1929年とされることが多いが、正しくは1930年である。英訳本は2点ともこれまで復刻されたことがなく、とりわけ最初の英訳本は国内の大学図書館での所蔵が僅か5点で、いわば誰も見たことのない幻の図書、今日では全く入手不可能な稀覯本である。また、2つの英訳本のタイトルがAdministrationからManagementに変化していることにも注意すべきである。イギリスにおけるこれら2つの英訳本刊行の意義と経緯については、J.-L. ポーセル編著(佐々木監訳)『アンリ・ファヨールの世界』(2005、文眞堂)の第9章を参照されたい。
 ファヨールの主著が英訳されたこともあって、1920年代頃からアメリカでのマネジメント研究が変わり始めた。それまでの工場現場における作業能率への関心から、企業全体の組織問題とそのマネジメントへと関心が移り始めた。その過渡期の代表作が、第2巻のラルフ・デイヴィス『工場の組織と管理の原則』である。アメリカ経営学会の創始者の一人であり、1948年に会長に就任した彼の代表作は、いうまでもなく『トップ・マネジメントの基本原理』(1951)であるが、彼の主張は当初からファヨールのそれに極めて類似している。
 悲惨な1929年の大恐慌をGMの取締役として経験したムーニーは、組織の効率化によって人類の福祉を改善できると確信し、レイリーとともに、各種組織の行動に現れる組織原則を明らかにした。それが第3巻の『前進する産業:組織原則と近代産業にとってのその意味』(1931)である。本書も、その後の経営組織研究に大きな影響を及ぼしている。
 ファヨール理論の全世界的な普及に貢献した最大の功労者は、イギリスのリンダール・アーウイックである。彼はまた、イギリスにおけるマネジメント研究推進のリーダーでもあった。その彼の代表作3点を纏めたのが第4巻である。ここに収めた彼の論文、"Scientific Principles and Or-ganization"(1938)は、恐らく本書において初めて著作として日の目を見ることになった読者垂涎の文献である。
 第5巻『管理の科学:論文集』は、1930年代前半辺りまでのさまざまなマネジメント研究のアプローチを取り纏めたものである。そこには、次の時代を担うヒューマン・リレーションズの初期研究の論文が早くも姿を現しており、理論の興亡の兆しが垣間見られる、極めて重要な文献である。
 第2次大戦後、ファヨール理論への強い関心を呼び起こしたのはStorrsによる二回目の英訳であったが、理論的にはニューマンによるファヨール理論の継承と展開であった。第6巻『管理行動:組織と管理のテクニック』がそれである。そして、第7巻、クーンツ / オドンネルの『管理原則:管理機能の分析』こそ、ファヨール理論を継承する伝統的経営学、正統派経営学、管理過程学派の研究の集大成であった。
ファヨールに発する管理過程学派は、今日では陳腐な研究と見られ勝ちである。だが、会社でも役所でも、病院でも大学でも、つまりあらゆる組織の現場では、そして個人のレベルでも、管理は今日でもなお、Plan-Do-Check-Action(計画―実施―点検―実行)の手順のサイクルで行われている。実践科学志向の経営学の立場からすれば、この現実を無視することはできないであろう。




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